わたしが参加した子育て航海術は半日と時間的に短かったので、その日だけで何かが大きく変わったというわけではないです。
自分が当たり前に思ってきたこと(=「人に迷惑をかけない子」を育てなければ、と思っていたこと)が、もしかしたら当たり前ではないのかなという疑問を持つきっかけになりました。
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「発達障害の子を持つ親御さん、読んでください!」という記事がFacebookでシェアされていて、その中にこんな文章がありました。
人に迷惑をかけない子ではなく、できないことはSOSを出せる子に育てましょう。
真の受容とは、今まで持っていた親の古い価値観を捨てること。
我が子に対して「あなたは、あなたのままでいい」と承認すること。
今ならうんうん、と頷けます。
でも一年前までは何のためらいもなく、迷惑をかけない子になってほしいと願っていたんです。
記事は発達障害の子を持つ親御さん向けに書かれていましたが、どの子も同じだなと感じました。
子育てで「人に迷惑をかけない」を大切にしてきたということは、自分に対しても「人に迷惑をかけるわたしはダメだ」と思ってきたということなんですよね。
振り返れば自分の思いは無視して「こうしたほうがいいな」「こうするべきだろうな」と行動していたことがたくさんありました。
そんなわたしに「ありのままの自分でいい」と思えるきっかけをくれたのが子育て航海術です。
ここからは、ファシリ養成に通う中で見えてきたことです。
わたしは掃除洗濯料理をこなすのは得意です。でも好きではありません。好きではないので、忙しさでイライラすることがよくありました。
主婦の仕事って名前のないものがいっぱいで、探せば山のようにありますよね。
その山の中に「やらなければ生活が回らないこと」と「やらなくても生活はできるけれど、やったほうがいいと自分が思っていること」が混ざっていることに気づきました。
以前は変に頑張りすぎるところがあって、イライラしながらも家事の手を抜けなかった。
心のなかで呟いている言葉は「ちゃんとしなきゃ」「〇〇すべき」、これがくせ者でわたしを苦しめていました。
「ちゃんとやったこと」への他者からの評価がないと満たされなかった。
誰も褒めてくれない、労ってくれない・・・と外に求めるのではなく、どうしてそれをやらなくてはダメと思っているのか=自分の内側に向き合うようになったら「自らそれを選択してもやりたい」「誰にも望まれていないし、自分も望んでいないから手を抜く・先延ばしにする」を選べるようになりました。
子育て航海術@さいたま基礎編では、
- 「自己共感」・・・感情の奥にどんな思いや願いがあるのかに気づき、自分とつながります
- 「反応を扱う」・・・自分とつながり自分に共感し、相手に共感します
- 「統合」・・・自分と向き合い、自分を知ることで自分らしく生きるってどんなことかを考えます
3日間と長く感じるかもしれませんが、少しずつ理解して次の講座までの間、生活の中で実践していくことで深まっていきます。
忙しい中、時間を取るのはなかなか難しいですよね。
いつも家族のために使っている時間を、ご自分のために使ってみませんか。