保育

森のようちえん 田んぼ祭り

昨日はみやしろ森のようちえんの「ムクロジ田んぼ祭り」でした。

雨の中始まったお祭りは途中で雨がやみ、採れたての枝豆を食べるころには晴れ間も見えました。

スーパーで買った枝豆とは全然違う。

塩をつけなくても美味しい!

肥料も農薬を使っていないのに、お豆はぷっくりしていてきれいでびっくりしました。

 

子どもたちは今日も泥んこ。

お祭りの途中で男の子二人の喧嘩が始まったとき、みんなの気持ちの奥でハラハラしたりザワザワしたと思います。

悲しい気持ち、悔しい気持ち、怒りの気持ちを全身全霊で相手に伝える姿に圧倒されました。

自分が傷ついていることを感じながらも、相手に寄り添おうとする優しさにも。

 

お互いに大事で信頼している相手だと分かっていながら、ちょっとしたことで生まれるヒビ。

大人の世界でもよくあること。

相手と自分の違いを知って理解し合うことを諦めたり、自分を抑えて相手に従ったり、自分の思いだけをぶつけて相手を傷つけたり。

 

感情を出し切って、汚れた体や長靴を洗ったらすっきりした顔の二人。

「帰る?帰ってシャワー浴びる?」というお母さんの言葉に一瞬止まりました。

その顔には「このまま帰るのは、嫌だな・・・」と書いてあったね。

「それもいいかも。でも帰ってシャワー浴びるなら、その前に泥の滑り台しちゃうのもあり?」と声をかけました。

顔を上げて「やってみるか」と呟いた顔は、それまで自分を守っていた安全柵がパーンと解放された瞬間でした。

 

あんなに泥がつくのが嫌だと怒っていたのに、泥まみれになって楽しむ二人。

こんな瞬間に立ち会えるから保育って楽しい。

感情と向き合うって愛しい。

その場に誰も二人の感情を止める大人はいませんでした。

「そんなことを言ったら相手を傷つけるよ」

「そういうことは言ってはいけないことだよ」

よい悪いで判断されたとき、湧き上がる感情は不完全燃焼で残ってしまいます。

安心安全な場所で、感情と真正面から向き合った二人には願いが見えたんだね。

 

「多様性」ってよく聞くけれど、具体的にどんなことなのか分からない。

理想論であって現実には無理じゃないのかな?と不安に感じている人がいたら

ぜひ、森のようちえんに遊びに来てください。

年齢差、男女、国籍…何が違ってもいいが、ここにあります。

大事にしたいものは、一人一人の思いと個性。

多様性や自らの学びについて改めて考える機会をくれるようちえんは、わたしにとってかけがえのない居場所です。

 

田んぼの稲はすごく元気。

わが家にお嫁入りした苗は、

ゆっくりゆっくり成長しています。

今のところ一番元気なのは、陸稲のペットボトルを使わない子です。

どんなふうに育ちに違いが出るのかが、それぞれの個性が楽しみ。

 

みやしろ森のようちえんのホームページがリニューアルしました。

スタッフ内にいるホームページのプロが作ってくれました。

スタッフの多様性もすごい♡

少しずつ形になるようちえんと、スタッフの絆にもワクワクしています。

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